令和8年7月27日
(県政記者クラブ主催)
【知事】
暑中お見舞い申し上げます。「鮒ずしや 重しがうまみ滋賀の知恵」週末、沖島に行って鮒寿司をつけてきました。年末の漬け上がりが楽しみでございます。
奈良県の飛鳥・藤原の宮都が世界遺産に登録されました。心からお慶び申し上げたいと存じます。現地で山下知事も見守っていらっしゃる様子が報道されておりました。喜びとともにしっかりと守っていかないといけないという、そういった決意を述べていらっしゃることがとても印象に残りました。世界遺産をお預かりするというのはそういうことなんだろうなと、改めて強く思った次第であります。今、国宝彦根城、世界遺産登録に向けて国内推薦直前ということでございますので、次は彦根城という思いで、精緻な文章作成とともにですね、どのように守っていくのか、生かしていくのかということについて一緒に考えて臨んでまいりたいと思います。
滋賀県立八幡商業高校が15年ぶりとなる甲子園出場を決められたことにもお慶び申し上げたいと思います。創立140周年の節目ということだそうです。近江商人再生プロジェクトなどでも精力的に特色ある活動、教育、展開しておられますので、こういったことが世の中に知られるいいチャンスになればと思います。
高校生のスポーツの祭典ということで言えば、インターハイが7月22日に開幕をしております。滋賀県内で実施される競技は、7月30日に陸上競技、またウエイトリフティングがスタートいたします。8月3日には、滋賀ダイハツアリーナにおいて総合開会式を行います。この後、どういう挨拶をするのかというレクを受ける予定になっていますが、あまり冗長にならずに、説教にならずに、思い出に残る大会になるように、心を込めてご挨拶したいと思いますし、高校生の皆様がこの間、高校生活動推進委員会をつくり、おもてなし、また激励、盛り上げ、様々なことをつくっていただいておりますので、この点もみんながする、見る、支えるということで盛り上がれるような、そういう機会になればと思います。式典の前日には、秋篠宮皇嗣同妃両殿下がお成りになられます。
8月2日ウェイトリフティング競技をご覧いただくと同時に、翌日3日総合開会式にご臨席を仰ぐ予定となっております。是非、メディアの皆様方も様々な高校生の頑張りご取材等をいただければと存じます。
大河ドラマ「豊臣兄弟!」とても面白いですね。「本能寺の変」を迎え、滋賀県内のゆかりの地域長浜も坂本も安土もたくさん出てきますのでとてもいい機会だなと思っております。この機を捉え、現在、本県の観光キャンペーン「戦国ディスカバリー 滋賀・びわ湖」というものを行っていますしデスティネーションキャンペーンのプレキャンペーンの年度に入っておりますので、現在、3つの企画を用意して動かしているところです。1つ目は、「武将カードラリー」ということで、県内17か所の武将ゆかりの地を巡り、武将の足跡をカードを集めて巡る。また、「戦国メシ」ということで、それぞれのお店自慢のメニューで、当時の味に思いを馳せてみようというもの。また、「シガリズム体験割引キャンペーン」ということで、滋賀ならではの体験をお得に満喫してもらおうという、このような企画を行っておりますし、民間企業の皆様が独自に探検・ラリー的な企画も御用意いただいておりますので、今後を追って御紹介、御案内していきたいと思います。夏休みのシーズンでもございますので、御家族、お友達連れでそれぞれ巡っていただければと思います。
それでは資料に基づきまして今日は2点御紹介いたします。1つは来年3月14日(日)びわ湖マラソン2027が開催ということについてでございます。ランナー8000人、ボランティア3000人の募集を8月3日(月)午後2時から開始いたします。2023年3月に始まった大会も、次の来年3月の大会で、第5回という記念すべき節目の大会を迎えることとなりました。第5回記念大会として、ランナーの皆様にさらに楽しんでいただけるよう、5回の「5」という数字にちなんで、5つの特別な記念企画を用意しています。
1つ目は、フルマラソンの出走定員を7000人から8000人に拡大しました。2つ目は、第5回大会まで5回連続で完走されたランナーの皆様を対象に特別な記念品のプレゼントをします。3つ目、第5回の大会にちなみまして、男女それぞれ5位の方、また5のゾロ目順位でフィニッシュされた方に特別な特典を贈呈します。4つ目は、びわ湖マラソンの名物エイドとして知られております近江牛のローストビーフこちらを増量して提供します。そして5つ目。滋賀県が誇るオリジナルいちご「みおしずく」をエイドで初登場させようと、こういったことでございます。その他にも、5回目ということも含めて、皆様に喜んでいただける企画を準備中だということでございます。早春の滋賀、琵琶湖の風物詩でございますので、ぜひ奮って御参加いただき、お楽しみいただければと存じます。前回の大会は、私もボランティアの皆様方を中心に激励に行ったんですけれども、非常にボランティア熱も高い、参加された方の満足度も非常に高そうな、印象を受けましたので、安全に開催するということは大前提ですけれども、ぜひ皆様方の思い出に残る大会となるよう一緒につくってまいりたいと思います。
もう一点は、シーズンにもなってきてます。ブドウとナシについて。こちらは近江八幡市津田干拓地に若手農家による新たな産地ができ、いよいよ今年から本格出荷が始まりますというお知らせでございます。津田干拓地は、以前は野菜の産地として知られておりましたけれども、近年は生産者が高齢化されるなど、担い手の確保が困難な状況でございました。
そこで、市や県をはじめとする関係機関で検討を重ねて、収益性が高く、市内で栽培が少ない果樹に注目いたしまして、ブドウとナシの産地を育成することで、新たな担い手の確保を目指そうということといたしました。令和2年度末に市、JA、土地改良、県の四者で津田干拓地で果樹を生産される入植者の募集を始めまして、令和3年度に新規就農者7名を含む、20代から30代の9名の入植が決定しました。その後、県立農業大学校で勉強していただいたり、農業普及指導員の技術支援等を受けながら、果樹棚の整備や苗木の植栽、育成に取り組まれ、今シーズン、晴れて待望の本格出荷を迎えるということでございます。
近年、県内での新たな大規模果樹団地の育成は他に例がないということでございまして、また、関係機関が一体となった新しい産地の育成は今後のモデルになる取組だろうと。このブドウと梨はJAグリーン近江のきてかーなで販売されているということでございますし、「淡海ブドウ」、「淡海ナシ」ということで、「ツダカジュ」、お手元の資料でもおしゃれなマークになっていると思いますが、新たなロゴもつくって、みんなで考えて、これから広めていこうという取組でございます。
県では、今年の3月に策定いたしました滋賀県農業水産業基本計画で、都市近郊の強みを活かして、野菜・花・果樹の億円産地づくり、金額の目標も立てながら産地づくりをしようということで、この津田干拓地での取組もモデルにしながら、県内各地域で果樹の産地育成を強化していきたいと思います。ぜひ皆様方にも、後ほど津田干拓地果樹生産組合の皆様からのレクもあるんだそうでございますし、試食も用意されているようでございますので、ぜひ御賞味いただければと存じます。私からは以上でございます。
[読売新聞]
先ほどあった災害対策本部第3回本部員会議について、前回、今回と甲賀市の方では、住民の方の転居費用について支援を検討されていると報告があったと思います。県としてどういうことできるのかも含めて、転居費用についてはどのような対応を考えておられるのでしょうか。
【知事】
現在、甲賀市さんで引っ越しをされる方々の費用をどのように寄り添い、支援していくのかということを御検討されていると聞いておりますので、県としてもどうやって協調していけるのか協議しているところです。
[読売新聞]
先ほどの会議で聞いている限りは、甲賀市は費用を支援する方向で考えますということだったと思いますが、県も何らか費用負担の支援ということを考えておられるということでよろしいでしょうか。
【知事】
どういう建て付けにするのかということは前例がなく、今後にも影響を及ぼすことも想定されますので、どういう名目にし、どういう条件にするのかというのはこれからですけれども、急ぎ検討するように指示しています。
[読売新聞]
同じく、その会議の中で、盛土の測量の結果についても報告がありました。現状、県がおこなったドローンの測量調査というものの報告がありましたが、改めて地盤はどういう状態だったのか、ということを御説明いただけますでしょうか。
【知事】
盛土の造成地の緊急調査を行って、ドローンと測量データの比較の一定の結果が出たということでございますが、今後ボーリング調査でその内容を補完していきたいということもございましたので、改めてそういった内容が出た時点で、詳しく御紹介したいと思いますが、この資料にもありますとおり、盛土の末端部のみの崩壊で、全体がずれているというわけではなかったということであったり、末端部以外の箇所は盛土表面の大きな変状は現時点見られなかったということでございますが、先ほども申し上げたように、甲賀市が実施されているボーリング調査等の結果も踏まえて安全を確認したいと考えています。
[読売新聞]
副首都構想について関連法が成立し、今のところ大阪府、福岡県、愛知県が指定を目指して名乗りを上げておられ、北海道とか宮城県なんかも意欲を示されているということですが、知事は関西広域連合長でもありますが、改めて副首都についてどういう考えをお持ちでしょうか。
【知事】
そうですね。いざというとき、首都をバックアップする。また、様々な機能を補完する副首都というものの存在は非常に重要だと思いますし、平時において経済面でも首都だけではなく、多極で経済活性化を図っていく、こういう意義もあると思います。そういう意味で、この法案の審議の動向は注目しておりました。期待もしておりました。そういうものが可決、成立し、いろいろな紆余曲折あり、付帯決議等も付けられたようでございますが、そういった成立した法律に基づいて、国の将来にとって重要な副首都等が決まってくることを期待したいと思います。関西広域連合としても、大阪府市を中心に、例えば長く都があった歴史もございますし、また、文化、経済のもう1つの極という、こういったことも志向しておりますので、そういう面からも、関西全体で盛り上げられるような副首都に指定されることにも、努力傾注していきたいなと思います。
[読売新聞]
複数指定も法の立て付け上は可能なようですが、場所はどこにあるべきなどお考えはありますか。複数名乗りを上げておられる中で、複数あった方がいいのか、それとも対立する極として関西、大阪ということなのか、どのようなお考えですか。
【知事】
私どもは、もう1つの極を目指す関西広域連合の一員として、東京以外にもう一か所ということであれば、大阪、関西というものがふさわしいのではないかと思いますが、今回のこの法律制定の過程でどういう議論があったのか2つでなくて、3つ4つつくって、副首都等を構成していくのか。極が多い多極ということも志向されていますので、どういう形でこの副首都等を形成していかれるのかということについては、この法律審議の過程も踏まえて、どういう対応がされるのか注視していきたいと思います。
[京都新聞]
先ほどの読売さんの質問の関連で、副首都関連法についてですが、要は他に極、大阪に極ができることによって、そこにも今回の法律案では経済の規模も発展の方も盛り込まれているという考え方があるんですけども、それによっていわゆるもう1つの極ができた場合、東京一極集中のような類似の現象が起きて、滋賀から大阪の方への流出が起こり得るのではないかというふうに個人的には思うんですけども、知事はどのようにお考えでしょうか。
【知事】
一定、東京以外のもう1つの極、その極が例えば大阪府市に決まり、その経済的な機能をより高めようということであれば、そこに吸い取られる人口流出というのもあるのかもしれませんが、私どもは関西広域で様々な取組を志向していますので、もちろん出ていかれる者もあれば、入ってこられる者もあり、連携して様々な取組をしていくという自治行政をやっているのは関西だけですので、そういう意味で、その域内での人口流出入というものを超えた行政というものを志向していければいいなと思います。短期的、もしくは小さい極を見た面においてそういう移動というのは当然あるでしょうけど、ただ、もっと遠くの東京に出るということ以外の防波堤機能というものも果たしうる可能性もあるでしょうし、そういういい面が発出できるような、そういう連携を模索していければいいなと思います。
[京都新聞]
付帯決議の中に、いわゆる政治に絡んだ動きなのかなと思うのですが、来年行われる大阪の知事選とか同日選を、この都構想の住民投票から避けたいとする動きで付帯決議に盛り込まれた内容があると思うのですが、この副首都と大阪府市が目指されている都構想、いわゆる日本維新の会からすれば連動性はあるのかなと見えるんですが、知事はこの副首都の話と大阪都構想の話の関連について、どのように今見ておられますでしょうか。
【知事】
私はそこは中立で見ているのですが、まず法律の制定の過程でどのような審議があったのか、また決議が行われたのか、そういったことに基づいて、今後しかるべき対応が取られていくと思います。大阪都構想の問題は、やはりその副首都になるということであれば、府と市の違い、ねじれ、重複、そういったものがないように、より効率的な行政を目指そうという、この積年の課題、克服に向けた思いもあるでしょうから、そういうものをどのように、タイミング、タイミングで提起していかれるのか、また住民が選択していかれるのかということだと思います。いずれにしろ、副首都の法律が制定されて、そこで議論されたこと、決められたことを踏まえて、今後の対応が行われていくものと承知をしています。
[中日新聞]
びわ湖マラソンについてなんですけれど、びわ湖毎日マラソンから変わって、びわ湖マラソンとなって5回目やってきたわけですが、その効果であったり、滋賀県にもたらされた良い影響というのはどのように見ていらっしゃるか、お願いします。
【知事】
資料にも記載されているとおり、これまでのフルマラソン・ペアリレーマラソンのスタート数とフィニッシュ数、大変多くのエントリー、そして参加、ならびに完走で見られますように、一定このエリートマラソンではなくて、市民マラソンとしてつくってきた、その効果は多くの参加を得て、完走を得て実現されつつあるのではないかなと思います。が、マラソン大会はシーズンにもよりますけれど、たくさんあって、選ばれ続けるマラソン大会というものも志向していかなければなりませんし、単に走る人が走って良かったというだけではなくて、応援する人とか、あと泊まっていただく、食べていただく、買っていただく、思い出に残していただくというような、付帯する効果というのもつくっていけたらいいなと思っていますので、そういう意味で、より良いマラソン大会を志向しながらですね、この資料にもありますように、全国ランニング大会100撰に、初回から3年連続で選ばれているということも励みにしながら、これからこのびわ湖マラソン大会をつくっていただけたらいいなと思います。私も毎年、スターターとか、あとペアリレーマラソンとか、いろいろな形で参加しておりますので、またこれ以降のマラソン大会についてもどういう参加の仕方をするのかということは考えていきたいなと思います。
[中日新聞]
ペアリレーに参加された様子は私も取材させていただきましたが、今回は特にどのような参加か、まだ決まっていないんでしょうか。
【知事】
まだ決まっていません。選挙前後から少しランニングをしていますけれど、まだ1キロ、2キロ、3キロレベルですので。ペアリレーにも程遠い、フルにはもっと遠いという、そういうレベルですので。ただ、連れ合いは完走しましたのでね、妻は。うらやましいなと思っています。ゴール地点で迎えていても、参加された方の達成感・満足感を見ていると、結構感動するものがありますので、そういうものが味わえるといいだろうなという思いを持っています。
[中日新聞]
ありがとうございます。また別の話題なんですけれども、最近本当に暑い日が続いているということで、滋賀県内でも酷暑日に迫るような暑さとなっているということで。特に鮎なんかはこういった近年の気温上昇というのが不漁にもつながっているのではないかという指摘があります。今現在の状況としまして、何か農業であったり水産業であったり、影響をお聞きになっていることはございますでしょうか。
【知事】
そうですね。折に触れ、農業、畜産業、水産業、こういった第一次産業にどういう影響があるのかというのは確認するようにしていますが、現時点、何か大きな影響等が出ているということは聞いておりませんが、調べていきたいと思います。絶えずウォッチ、リサーチして、そして、この先も続くということを想定されていますし、さらに暑くなるということ、さらに夏が長くなるということが指摘されていますので、こういう地球もしくは気候の環境の中でどう生きていくのか、生き延びていくのか、食べていくのか、食べるものをつくっていくのか、こういうことを考えていける仕掛けにしたいと思います。その意味で、政策集の中にも熱中症対策、酷暑に対する影響を見て対応するように記していますので、健康面でどういう影響があるのか、救急搬送等でどういう影響があるのか、こういったことも併せて見ていけるようにしたいと思います。夏の行事を、例えば屋内であるとか、出るのを控えていただくとか、クールシェアをどのようにするのかという、新たな過ごし方の定義も始まっていますし、関連する商品の売り上げなども出てきているのかもしれません、ファン付きのジャンパーとかですね。そういうものにどのように関わっていくのかということもあろうかと思いますので、幅広い視点でこの酷暑対策を見ていきたいと思います。ただ、大暑が過ぎて、立秋を前に、少し風や日差しに秋を感じたいな、感じられるのかなという思いも出てきていますが、なお、酷暑対策、重大な注目度を持って見ていきたいと思います。
[毎日新聞]
知事は先週の記者会見と経営会議で連続の不連続、不連続の連続を追求していくと申されましたけども、私はちょっと意味がよく分からなかったんです。先週も他社の方が質問される中で、連続と不連続、良いものは連続、良くないものは不連続、もしくはやり方を変えるということをおっしゃったんですけども、これはわかるんですよね。この論法でいくと、連続の不連続とは、良いものは変える、不連続の連続とは、良くないものは連続すると読めちゃうんですけど、どうなんでしょう。
【知事】
いかようにも読んでいただければと思いますね。確たる何か思いを持って言ったわけではなくて。知事三期目から四期目に連続させていただくんですけど、従来の延長線上だけではなくて、いろいろなやり方、いろいろな生き方、処し方を追及したいという意味で、連続の不連続と申し上げましたし、今までやってなかったことでも、新たなこの任期、知事として、県政として、やるべきことは果敢に入れていきたいという意味で、不連続の連続ということを申し上げました。そういう意味で、1つの節目として、4年1期の節目をどのように迎えていくのかということの心境なり、行動規範を表現させていただいたということですので、中身はこれから一緒に考えていければいいなと思います。
[毎日新聞]
知事は、今回に限らず、御自身の考えを相手にわかりやすく伝えるためだと思いますが、同じ言葉を繰り返す、そういういわゆる反復。あるいは、2つの言葉を並べる対比という、いわゆるレトリックがお好きなように思うんですが、一方で、それらのレトリックに対して、口当たりの良い割には心に残らない。レトリックを考えるのが主になって、何をするかがはっきりしないというような批判もありますが、そのような批判に対してどのように受け止められますか。
【知事】
御批判を受け止めたいと思います。御批判を受け止めて、知事として、県政として、より分かりやすかったり、より共感が得られる、そういう表現、発信、心がけたいと思います。ただ同時に、やったことがないので、どうなるか分からないという、そういう境地でもあるので、そういう悩みや分からなさというものを正直に吐露しながら、皆様と一緒に考えていけるような、こういうことも大事にしたいなと思います。
[毎日]
やったことがないというのは何のことですか?
【知事】
4期目の知事です。
[毎日新聞]
4期目頑張るぞという意味ですね。
【知事】
もちろん、4期目を与えていただいた職責はしっかりと果たしていきたいと思いますが、従来から申し上げているように、滋賀の今、置かれている状況で、良いところを伸ばし、そして、日本の真ん中の自治体として、いろんな源をつくってきた自治体として、様々なものを見直して、磨いて、発信していくということも大事でしょうし、知事としては、誇りや慢心を戒めて、どのように処していくのかという、こういう姿勢もいるでしょうから、そのあたりのことをいろいろ悩みながら表現させていただいているということです。
[日本経済新聞]
先々週の話になりますが、全国知事会があったかと思われます。三日月知事も出席なさっていましたけれども、地元紙によると、出席しなかった首長さんはどこかというようなことを詳しく書いてあってですね、東京都の小池知事は来られてなかったということだと思います。やはり全国知事会でも、スマートシュリンクを進めていく中で、どうしても東京にいろんなものが偏っていると、人にしても財源にしても偏っているというようなことで、その辺、東京都に対して、地方の各府県がですね、どう対抗していくかというのが、暗黙の1つのテーマみたいになってたかと思いますし、今回の副首都構想にしましても、東京都にとっては面白くない話だと思われます。そうした中で、三日月さんは関西広域連合長をされていますし、全国知事会とかを含めて、普段は三日月さんは対立と分断を乗り越えてということをよく強調されていますけれども、いわゆる東京都包囲網みたいなものがじわりと見える中で、どうその辺、東京都の方の譲歩を引き出していったりとか、話し合いを進めていこうということを考えていらっしゃいますでしょうか。
【知事】
大事な問題だと思いますね。先々週、全国知事会議が鳥取で行われて、阿部会長からも現場から日本を動かすんだと、そして4つのテーマを会長の所信として、1つは人口減少、そして2つ目にジェンダー平等、国と地方の関係の深化、そして地方自治、民主主義のアップデート、この4つのテーマに投げかけていただいていて、林総務大臣にお越しいただいたときの重点的な3つの分野として、地方制度をどうしていくのか、これはいわゆるスマートシュリンク、そして人口減少対策をどうするのか、そして地方創生さらにどう進めていくのかというこの3つの観点で意見交換をいたしました。今おっしゃった、東京都対地方という包囲網的な議論よりもですね、首都である東京と地方とがどのように補完関係でウィンウィンでより良くなっていくのか、副首都の議論も必ずしも東京にとって面白くないと表現されましたけど、そうではなくて、いざというときどうバックアップするのか、東京以外の多極の経済成長センターをどのようにつくっていくのかという、これは東京にとっても日本全体にとっても良いことだと思いますので、そういう観点に立ったアジェンダ設定ですとか、議論の土台をつくっていける全国知事会にするということと、とはいえ、現に東京に人が多く入り、その多くを地方から吸い取られている現状を、東京都と地方とでどのように問題を共有していくのか、これからみんな老いていき、人も移動していくでしょうから、その移動の選択肢として地方が選ばれるようにしていくとか、あとは現に滋賀もやっていますが、東京のここ滋賀とどのように関わって、首都圏のマーケットからどのようにして人に来てもらうのか、こういう取組もやれる可能性というのはまだまだあると思いますので、そういう対立ではないアジェンダ設定と、建設的な議論ができるような知事会にしていくということに私も一緒に汗をかいていきたいなと思います。